機関紙『大阪市労組』 第500号 発行を記念して思うこと
当時、職場は、地方「行革」攻撃のもと賃金抑制・人べらし「合理化」がすすみ、長時間・過密労働を強いられ、「過労死」といわれる言葉に象徴されるような健康破壊が深刻な事態となっていました。そして住民サービスの見直し・削減の中で、医療、福祉、教育など住民生活に直結する部門の切り捨てがすすみ、ついには、「福祉が人を殺す」とまでいわれはじめていました。
大阪市役所で働く仲間は『住民に喜ばれる仕事がしたい』『自治体労働者としていい仕事がしたい』という誇りが押しつぶされようとしていました。そんな中で発行された『大阪市労組』は、職員を励まし、勇気づけてきました。
あれから30年、どんな時も現場の切実な声に耳を傾け、要求化し、大阪市に訴えてきました。そして私たちの運動の原点は「住民の繁栄なくして自治体労働者の幸福はない」です。どんな時も住民の願いに寄り添い、住民と手を繋ぎ、運動を続けてきました。
住んで良かった大阪市、働いて良かった大阪市をめざして、市政刷新と要求実現を目指して、これからも発行を継続していきたいと思います。
コロナ禍の中で思うこと、それは"普通の生活"の大切さです。『すべての人が8時間働いたら、普通の生活が送れる社会とそれを保障する賃金をすべての人が手にすることができること』そんな当たり前の願いを実現させるため、これからも一緒に歩んでいきましょう。
機関紙『大阪市労組』 第500号 発行を記念して思うこと
【 大阪市労組 第500号-2020年6月24日号より 】
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