核兵器禁止条約発効を力に…2021国民平和行進
今年も国民平和大行進が7月4日に大阪市内を行進しました。国民平和大行進は1958年に、被爆地広島から第4回原水爆禁止世界大会が開かれる東京に向けた行進として始まりました。「歩く」という誰でもできる行動で原水爆禁止の願いを示す行進は、市民の共感をひろげ、100万人の大行進になりました。今は、全ての都道府県を通る行進となっています。大阪市内の行進は、本コースと枝コースで24区を網羅するコースです。今年は日曜日の行進でしたが、コロナ感染防止のため、いつもより、少ない人数でのシュプレヒコールや歌も自粛しての行進になりました。4日の本コースは住吉区役所を出発し、旭役所まで市労組ののぼりをつないで行進しました。
今年の1月22日、歴史上はじめて、核兵器を違法とする核兵器禁止条約が発効されました。条約は、前文で核兵器の完全廃絶こそが核兵器が2度と使用されないことを保証する唯一の方法とうたい、核兵器の生産、保有、使用、使用するとの威嚇など禁止しています。
日本政府は唯一の戦争被爆国であるにもかかわらず、「私たちのような思いを二度と誰にもさせないでほしい」との被爆者の声や「核抑止力では軍拡をまねくばかり」「核兵器で平和は守れない。一刻も早く署名・批准してほしい」との多くの国民の声に背を向け続けています。平和行進ではそのこともアピールしながらの行進になりました。
執行委員長からの挨拶
【 大阪市労組 第506号-2021年7月号より 】
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