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2021年12月21日 (火)

市労組事務所界隈③ 角元 博

「市労組11月号」で胞衣塚を書きましたが、ふと落語「饅頭怖い」を思い出しました。

そこで桂米朝師匠のCDを聞きなおし、人それぞれ嫌いな物を尋ねると言うくだりで、「世間には虫が好かんちゅうことがあるんやで。徳川家康なんてのは、あんな偉い大将でも、クモを見たら足がすくんで、身体が前へ出なんだちゅうねん。お前、胞衣(エナを上方ではヨナと言った)「なんやヨナて」「人間が、オギャアと生まれた時に、お母はんの身体から一緒に出てくるもんや、なぁ。今はそんなことせえへんで、けど昔はあれは庭へ埋めて、その上を親が一ぺんあしで踏んだんや。なんでか言うたら、あのヨナを埋めた上を一番最初に通ったものを、一生怖がるように、親がそれを踏んどいたんやな。ところがまあ、徳川家康や皆、親が踏もうと思う前に、クモがシューっと通ったに違いない」と言うことらしいです。

ところで、皆さんは何が怖いですか?私はやはり「饅頭が怖い」チャンちゃん!!つづく

市労組事務所界隈③ 角元 博
【 大阪市労組 第509号-2021年12月号より 】

 

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