プーチン政権によるロシアのウクライナ侵攻にNO!抗議します
2月24日、プーチン・ロシア大統領は、ウクライナへの軍事侵攻を開始しました。破壊行為はエスカレートし、犠牲者も多数出ており、原発への「攻撃」や「占拠」まで行われる深刻な事態に至っています。
私たちはメディアやSNSを通じて人々のはかりしれない苦難を目の当たりにしています。150万を超える人々が着の身着のまま避難し、子どもたちは地下に隠れながら「怖い」「死にたくないよ」と涙しています。胸が張り裂けるようです。
「どんなことがあっても戦争はだめ」です。そこには勝者も敗者もありません。苦しむのは、庶民と弱い立場の人たち、そして子どもたちです。命は世界より重いのです。
私たちの日本国憲法はその前文で「日本国民は、恒久の平和を念願し…平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。…われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。」と平和への強固な決意を掲げています。プーチン大統領が、核兵器の使用を示唆する発言を繰り返していることや、それに乗じた「だから核の武装や使用を検討すべき」「非核三原則は時代遅れ」など、軍備拡張への声高な主張を見過ごすことはできません。どれほど強大な軍事力をもっていても、平和を築くことはできません。平和を築く土台にあるのは人と人との関係であり、対話なのです。
私たちはロシア政府のウクライナ侵攻に強く抗議するとともに、日本政府には憲法9条を生かした対話と協力の外交努力を改めて求めます。そして唯一の戦争被爆国、憲法9条を持つ国の国民として、身近にいる人と今できることは何かを話し、いっしょに「どんなことがあっても戦争はだめ」の声をあげ、その声を広げるために平和を求める日本の、世界の人々とつながり、行動していきます。
プーチン政権によるロシアのウクライナ侵攻にNO!抗議します
【 大阪市労組 第512号-2022年3月号より 】
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