大軍拡路線に断固反対!
軍事費の増額やその財源のための増額をめぐる動きが報道されていますが、政府は昨年12月16日「国家安全保障戦略」など、安保3文章の改定を閣議決定しました。そこには歴代政権が違憲としてきた敵基地攻撃能力の保有が明記されるなど、危険な中身になっています。しかもこのような重大な方針の変更にも関わらず、国会での審議もなく閣議決定で強行しました。これは日本の民主主義を根底から破壊する暴挙です。
岸田首相は「専守防衛の考え方は変わらない」と言っていますが、この決定は「考え方が変わらない」どころか憲法9条の戦争放棄、戦力不保持に違反する大転換であることは明らかです。これは日本も攻撃が可能な能力を持つことになります。この敵基地攻撃能力を実行するため、米国製の長距離巡行ミサイル・トマホークなどの大量のミサイル配備計画も明記されています。まさに「戦争国家づくり」です。私たちはこの動きに抗議をするとともにこの大軍拡路線を決して許さない取り組みが必要です。
大軍拡路線に断固反対!
【 大阪市労組 第521号-2023年1月号より 】
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