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2023年1月31日 (火)

市労組事務所界隈12 角元 博

大阪市労組の事務所から西へ徒歩約20分、中央区高津町に「高津宮」があります。

浪速の地を皇都(高津宮)と定められ大阪隆昌の基を築かれた仁徳天皇を王神と仰ぐ神社です。仁徳天皇が高殿に昇られて人家の炊煙の乏しいのを見られて人民の窮乏を冊子直ちに諸税を止めて庶民を救済されました御仁政はあまねく国民の敬慕する処であります。

その御仁政に慕い平安期の初期清和天皇の貞観8年(866年)勅令(天皇の命令)によって旧都の遺跡を探索して社地を定め社殿を築いてお祭りしたのを創始といたします。以後世々皇室を始め時の幕府等の度々の御造営寄進を重ねて浪速津の守護神と仰がれ御神威輝きを渡ったのでありますが、その後700年を経た正親町天皇の天正11年(1583年)豊臣秀吉が大阪城築城に際し比売古曽神社の現在地に御遷座になり今日に及んでいます。

仁徳天皇の徳政を敬い大正10年に制定された大阪市歌にも「高津の宮の昔よりよよの栄を重ねきて民のかまどに立つ煙にぎわいまさる大阪市…」と歌われており。歌碑(写真)が建立されています。

2023013

また、上方落語「高津の富」「崇徳院」「高倉狐」の舞台として知られ、古くから大阪町人の文化の中心として賑わっていました。

市労組事務所界隈12 角元 博
【 大阪市労組 第521号-2023年1月号より 】

 

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