« ギャンブルと黒田革新府政 | トップページ | 「大阪市内保育学校」を開催…保育士・看護師42名が参加 »

2023年3月28日 (火)

なくせ、原発!再稼働反対!おおさか大集会が開催されました

3月11日、エル大阪で『なくせ、原発!再稼働反対 おおさか大集会』が開催されました。集会は伴 英幸さん(原子力資料情報室 CNIC 共同代表)が日本政府の方針転換「原発の積極的活用」を検証すると題して話されました。

今年の3月11日で東日本大震災・福島原発事故から12年になりますが、いまだ『原子力緊急事態宣言』は解除されず、原発事故は収束していません。にもかかわらず、岸田内閣は、60年超の老朽原発の運転や原発新増設を認める「原発回帰」の方針を決定しました。運転期間「原則40年、最長で60年」の現行制度を改悪し、60年を超えても稼働できるための法案を今国会に提出しようとしており、多くの批判を受けています。これには原子力規制委員会の中からも反対の声が上がりました。

今の原発は故障だらけです。1月30日、高浜原発4号機に異常が検知され自動停止しました。原発の心臓部にあたる制御棒が落下したということです。定期点検のため停止した後、昨年11月4日に原子炉を起動して運転を再開、12月1日から営業運転に入ったばかりでした。運転再開のメドは、今のところ立っていません。2016年にも、別のトラブルで 自動停止しました。高浜原発3号機も1988年に、同様の異常検知で原発が自動停止しています。

このように、原発は事故やトラブルの多い、極めて不安定な電源といえます。いったん事故が起きれば、福島原発事故の再来です。気候変動対策としても、電力需給ひっ迫対策としても、「原発回帰」は誤った選択肢であると言わざるをえません。岸田政権の「原発回帰」政策は大きな誤りで、直ちに撤回されるべきです。

集会では、オンラインで福島の現状の訴えや、大阪に避難し頑張っておられる被災者の方からのお話しや、原発賠償関西訴訟の原告団長をされている森松明季子さんからも報告と裁判支援の訴えもありました。

なくせ、原発!再稼働反対!おおさか大集会が開催されました

【 大阪市労組 第523号-2023年3月号より 】

 

|

« ギャンブルと黒田革新府政 | トップページ | 「大阪市内保育学校」を開催…保育士・看護師42名が参加 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ギャンブルと黒田革新府政 | トップページ | 「大阪市内保育学校」を開催…保育士・看護師42名が参加 »