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2023年4月30日 (日)

病気休暇当初3日無給を廃止 市労組連要求実現する

3月23日、市労組連は「2023年市労組連春闘要求書」について申入れの団体交渉を行いました。公務・公共サービス、教育の拡充とともに、すべての労働者の大幅な賃金引き上げ、労働条件の改善のために、十分な検討を行い、誠意をもって回答することを求めました。

職員が安心して働ける環境・労働条件の改善を

冒頭、宮城市労組連委員長は、今年の春闘では優秀な人材を確保するためとして民間企業では初任給や賃金の大幅な引上げが発表されていることを指摘。物価高騰が止まらないもと、多くの労働者・国民生活に影響する公務労働者の賃金引上げを行うことは民間企業に起きている賃金引上げの流れを促進していく観点からも重要であり、とりわけエッセンシャルワーカーや非正規労働者の大幅な処遇改善は喫緊の課題としてとりくむことを求めました。

長時間労働解消にむけ大幅な人員増を

さらに、職場では終わりの見えない新型コロナウイルス感染症への対応や景気低迷で苦しむ市民のいのち、くらし、教育を守るために職員は日々頑張っていることをあげ、職員が安心して働ける環境整備、労働条件の改善、長時間労働の蔓延や人材確保が困難になっている現状を打開するために、大幅に人員を増やす政策に転換することを強く求めました。

市労組連が求め続けてきた病気休暇当初3日無給を廃止させる

春闘要求を申し入れた翌日、総務局人事課より、仕事と病気の両立支援の観点を踏まえ、真に必要とする方が適切に取得できる制度にするためとして、病気休暇の当初3日間の無給について令和5年4月1日付けで廃止するという「病気休暇制度の改正」の提案がありました。市労組連は、当初3日無給であるために病気休暇取得を躊躇し、十分な療養ができない場合があることを指摘し、この取り扱いの廃止を長年にわたって求めてきたもので、ようやく要求が実現されました。

病気休暇当初3日無給を廃止 市労組連要求実現する
【 大阪市労組 第524号-2023年4月号より 】

 

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