橘波委員長の挨拶
代議員並びに傍聴者の皆さん、そしてオンラインでご参加の組合員のみなさん、こんにちは。みなさんにご信任いただき今年度より執行委員長を務めさせていただいています橘波です。大阪市役所労働組合第63回定期大会の開会にあたり、本部執行部を代表してご挨拶を申し上げます。
大阪で維新政治が始まって15年になります。住民と職員を分断、抵抗する労働組合を敵対し、徹底した「身を切る改革」を持ち込み、自治体職場で「官から民」を次々すすめ、市民病院の廃止、公立大学の統合・独法化、窓口業務、学校給食、保育所、学童保育、現業職場等、あらゆる場面で自治体の役割を放棄してきました今、自民公明政権、維新によって壊されてきた「公共」を住民の手に取り戻す運動を住民と共にすすめることが重要となっています。
9月5日に府市一体でカジノIR開業の実施協定書(案)を発表しました。開業は2030年秋以降にずれ込み、今後も莫大な公費負担が増えることは確実です。大阪万博でもパビリオン建設の遅れをはじめとして、土壌汚染問題、疑惑の不動産鑑定や格安賃料問題では住民訴訟が行われています。カジノと万博を一体で推進した維新と自公政権の責任は極めて重大です。改めてカジノ誘致を断念し、大阪・関西万博の開催を直ちに中止することを強く呼びかけるものです。
正規も非正規も働きがいをもって仕事するために、賃金・労働条件の向上と職場環境の改善をめざし、仲間を増やし職場で目に見える組合活動の強化が求められています。絶えず住民要求を意識して、真の「聞く力」発揮して、市労組・自治労連を大きく前進させることが、住民の幸せにつながり、職員の幸せにもつながっていくことになります。それは「住民の幸せなくして自治体労働者の真の幸せはない」の民主的自治体労働者論の実践でもあります
本日は、この1年間のたたかいを総括し、新たな運動方針を確立して、大阪市政の民主的改革を前進させるためともに奮闘しましょう。みなさんの活発な討論をお願いし、あいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
橘波委員長の挨拶
【 大阪市労組 第529号-2023年10月号より 】
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