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2024年2月29日 (木)

長年訴え続けた保育現場の声・私たちの運動が国をうごかした!2023年12月22日『こども未来戦略』閣議決定‼

2024021政府は、12月22日に2024 年度予算案やこども未来戦略、こども大綱などを閣議決定しました。この中で、44・5歳児の保育士の配置基準が制定以来、76年ぶりに引き上げられることが明らかになりました。これまで全国の仲間と国会請願署名を軸に幅広く世論に訴え続け、あきらめずに全国各地で運動を継続してきたことが「配置基準の改善」の動きに繋がりました。

保育士1人がみる4・5歳児を「30人」から「25人」に

来年度から基準を改定すると明記したのは、保育士1人がみる4・5歳児の数で、現行の30人から25人に手厚くする。こども家庭庁によると、同時に3歳児の数も現行の20人から15人に改定するという。認可保育所では、国の配置基準によって、保育士1人がみる子どもの人数が年齢ごとに決まり、受け持つ子どもの数が多いため現場の負担が大きいことが課題でした。街頭で配置基準問題を訴えても、関心を持たない人がほとんどでしたが、各地で保育事故や不適切保育が相次ぎ、配置基準を改善すべきだとの世論が広がって行きました。

「ようやく山が一つ、動いた」子どもたちの
人権を尊重する保育ができる配置基準を!

私たちは長年、保育現場の切実な要求・声を上げ、保護者とともに運動を進めてきました。声をあげてもあげて、政府は基準の見直しには後ろ向きでした。しかしあきらめず毎年毎年、署名を集め、声をあげ続け、やっと山が一つ動きました。ヤッタ!のガッツポーズをとりたいけれど新基準が骨抜きになる懸念があります。旧基準でも構わないという「経過措置」の期限は未定であること、法令の改正という形で配置基準が改善されることは大きな成果であり前進です。

しかし当分の間は経過措置として従来の配置基準でも構わないとされているため、全国の保育所の底上げにはなっていません。確実に全国すべての保育所で改善が実現できるように経過措置の期間を限定するようにも求めていきましょう。山はまだまだあります。1歳児の配置基準を現行の6人から5人に早期に改善すること、1歳児の改善は待ったなしです。国を動かしたみんなの力で、山を一つずつ動かしていきましょう!


現場からの声①

あらゆる団体が『やった!』『勝ち取った!』『粘りの成果だ!』と喜ぶ中、私たちも朗報を頂けるかと思いましたが、『国はそうであっても大阪市は来年度の新規採用が各保育所に1ないし2人が入る程度、国の基準に合わせることは、大阪市は見合わせる』という話。

その直前の『誰でも通園制度』の話は前向き的だったので、私はつい『え?先程の制度は国の通りで、配置基準はできないって〜』と声を上げてしまった程の驚きでした。相手は0歳からの乳児…何かをするなら、まず人の確保。4,5歳の30人の詰め込みも3歳の20人も国基準には最低合わせる程に度量がなければです。

人件費削ってまで開催しないといけないか?万博…となります。大阪市には歴史がある!歴史は未来にも通じるものがたくさんあるのです。なんでも、新しく作りたがる考え方、過去の物を負の遺産とか言いながら、自分たちも同じことをしている今。今の大阪市(府)は原点に戻って考えて欲しいと願うばかりです。今の子どもたちが、未来を担っていってくれるのだから…と。

現場からの声②

保育士の配置基準が改善された事は全国での運動の結果で、一歩前進だと思います。

保育の現場では、この間欠員が続いており人員確保を求めても、保育士の処遇改善がされる事なく、欠員がなかなか埋まりません。負担の重さに退職者も後をたちません。

配置基準が改善される事で『もっと子どもに寄り添った保育がしたい』『保護者のニーズにこたえたい』『保育所で働き続けたい』と言う思いにも近づいていくと思います。

その為には、大阪市でも早急な実施が求められています。100人の保育士を採用しなければならない…と保育士不足を理由に実施が遅れるのであれば、処遇改善をし、働きたい!と思える大阪市にしてほしいです。また年度途中にも採用をしていくなど、保育士を増やす本気の対策を求めていきましょう!

2024022現場からの声③

国が動いたことは長年の保育運動の成果です。

子どもたち、私たち保育士を守るために声をあげ続けることが実を結び、黙っていてはいけないんだと改めて感じています。

ですが、1歳児5対1は先送り、4、5歳児25対1も当面は経過措置と言うことで、大阪市の公立保育所では改善にはなりません。まだまだ声をあげ続けていかなければいけません。現場では欠員問題が深刻です。保育士は目の前の子どもたちにとってより良い保育をしたいと思っています。欠員問題で疲弊することのないよう、保育士を早急に増やすよう声をあげ続けていきましょう。

長年訴え続けた保育現場の声・私たちの運動が国をうごかした!2023年12月22日『こども未来戦略』閣議決定‼
【 大阪市労組 第533号-2024年2月号より 】

 

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