万博よりいのちと暮らしを優先に!被災地支援に全力を!
維新市政は、「府市一体化条例」制定などをてこにカジノ誘致・万博開催のための夢洲のインフラ整備や高速道路・鉄道などに大阪市の財源を湯水のように投入しています。夢洲は、ゴミの最終処分場、浚渫土砂や建設残土の処分地ですから、出来るだけ長く活用することが市民にとって利益になります。
ところが万博開催のためにわざわざ他所から有料で土砂を購入して貴重な埋め立て地を破壊しています。カジノ用地の土壌対策に790億円の税金を投入、さらに地盤沈下対策を含め、舞洲のインフラ費用が大幅に膨張することは間違いなく、まさにカジノ業者言いなりで税金投入しています。カジノ誘致をめぐっては大阪市とIR・カジノ用地の賃貸料を決める経過で、3社の土地評価鑑定が同一となる談合疑惑が浮上、予定地の夢洲が発がん性のある有害物質、PCB(ポリ塩化ビフェニル)による深刻な土壌汚染も浮上しています。
万博の会場建設費は、当初計画の1250億円から2350億円に膨れ上がり、大阪府市民、国民に膨大な負担増になっており、まだまだ膨れ上がっていきます。
カジノを隠れ蓑に夢洲を万博会場にして、インフラ整備に1000億円超という巨額な税金をつぎ込む万博は中止!の声が広がっています。半年だけ開催の万博に巨額な税金を投入するより、暮らしを守り、医療や福祉の充実、災害対策を強化するべきです。
4/12までなら万博中止の違約金は350億円です。4/13以降になると835億円になります。一刻も早く中止するべきです。カジノ・IRも当然キッパリと断念すべきです。
3月3日(日)『大阪万博ストップ!3•3府民大集合』がありました。その中で遅れに遅れているパビリオン建設の話がありました。現時点で決まっているのがタイプA60カ国中7カ国。その中で中国のパビリオン建設が終わる予定が万博開催初日の4月13日と言われています。早いグループでこのスケジュールです。まだ建築許可が出ていないところが50カ国あります。そしてリンクが邪魔で重機や資材が運べないという話が出ています。
リレートークの中で、住吉区の小学校PTA会長さんが「やっと体育館のクーラー設置が決まったが設置完了は未定と言われた。何故なら万博が最優先なので万博工事が終わってからとはっきり言われた」と発言。「夢洲は慢性的な渋滞をかかえているのに渋滞解消を後回しにされている。万博の後にカジノ?港をバクチ場にするな」と夢洲で働く労働者の訴えがありました。学校の先生からは「半年開催の万博に2億円のデザイナーズトイレを作るなら学校や公園のトイレをきれいにして欲しい。災害時の避難計画がないところに子どもを連れていけません」と発言がありました。
問題だらけの万博、4/12までに中止の手続きを一刻も早くするべきです。
今からでも万博は止められる!万博中止でいのちとくらし、応援を!の世論と運動を広げ、万博をストップさせましょう。
万博よりいのちと暮らしを優先に!被災地支援に全力を!
【 大阪市労組 第534号-2024年3月号より 】
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