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2024年4月24日 (水)

「いのちを危険にさらす」万博は中止するしかない

万博会場予定地で爆発事故発生

3月28日、万博会場が予定されている夢洲でガス爆発事故が起きました。廃棄物処分場である夢洲1区では可燃性ガスが発生し続けています。またメイン会場となる2区はしゅんせつ土砂のためメタンガスが発生するとされています。万博期間中は可燃性ガスが都合よく止まってくれるわけはありません。爆発の危険性をかかえ、「いのち輝く」どころか「いのちを危険にさらす」万博は中止すべきです。

危険なことは他にもあります。1区には毒性の強いPCBや水銀が埋まっています。それらの汚染された土は袋に詰められ2区に放置されています。万博の際はその上をコンクリートで固めバス乗降場になりますが、完全に密閉されるわけではありません。来場者や関係者が汚染土の粉塵を吸い込む危険性があります。

また国立感染症研究所が1月に万博に向けての感染症リスク評価を発表しています。豪雨や台風、猛暑の影響を受けること、媒介蚊の繁殖期であること、食中毒が発生しやすい時期であることをあげ、感染症が発生した場合、臨床診断の早期探知が難しく、対応にあたる行政や医療機関への負担が大きくなることが示されています。

バス駐車場から会場入口まで1キロも歩く!?

さらに、学校行事として万博へ子どもたちを大量動員しようとしていますが、汚染土壌の作られるバス駐車場から会場入口まで1キロ近く歩かなければならず日差しを遮るものがなく熱中症の危険にさらされることなど、成長途上にある子どもたちの健康を害しかねません。
少し上げただけでもこれだけの危険性がある万博は一刻も早く中止の決断をすべきです。

「いのちを危険にさらす」万博は中止するしかない
【 大阪市労組 第535号-2024年4月号より 】

 

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