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2024年8月22日 (木)

第1回 健康で働き続けられる職場づくり交流会

2024082長期病休10年前の1.8倍にも増加

7月19日に大阪自治労連主催でオンラインにて﹃第1回健康で働き続けられる職場づくり交流会﹄が開催されました。メンタルヘルス不調による自冶体職員の長期病休が増え続けています。

地方公務員安全衛生推進協会の「令和5年地方公務員健康状況等の概況」によれば、メンタルヘルス不調による長期病休者は、10年前の1.8倍に及んでいます。また若年職員の普通退職も増加しています。この背景には、度重なる人員削減が職場環境を悪化していることがあげられます。住民のためにいい仕事がしたいと願う職員が健康で働き続けられる職場をつくることが、住民の幸せに繋がります。

今回は「長時間労働規制と休暇取得の増進」をテーマに大阪府下のそれぞれの現状ととりくみを交流しました。次回は「メンタルヘルス対策」をテーマに報告交流をします。

八尾市職労から

毎月の安全衛生委員会で月45時間を超える職員を報告させるなどして深刻な超勤実態を明らかにするとともに、安全衛生委員会として人員配置も含めた対策をとるよう市当局に意見具申を行い、上限規制を超える超勤が解消しなかった職場では増員をさせた経験が報告されました。

吹田市労連から

吹田市では出勤時間が朝の8時から昼の12時45分まで6通りのパターンがある。勤務間インターバルはこの時差勤務制度を活用するとしているが、対応できるパターンが限られ、実質的な労働時間の縮減にならないということを指摘し、引き続き労使協議を進めている。

婦人部から

長時間労働の是正は、労働環境の改善からだけでなく、ジェンダー平等、仕事と家庭の両立の観点からも必要として、残業規制、残業なしでも生活できる賃金、人員確保と事務改善が必要と問題提起がされました。

大阪市労組から

保育所の不払い残業の是正をさせたとりくみについて報告。保育所では開所時間と出勤時間がどちらも7時30分になっており、開所準備のために出勤時間よりも早く出勤せざるをえなくなっている問題を組合として取り上げ、市当局に対して「朝の超勤手当をつけるか、開所時間前の勤務区分をつけるべきだ」と長年にわたって市当局を追及し、開所準備を早出業務と認め新たに早出の勤務区分を設けさせました。そして不払い残業代を過去3年間に遡って支給することを言及させました。夕方早出勤務職員が定時に退勤できるように職員配置も要望しています。区役所窓口など他の職場でも同じような状態にあり、どうしたら不払い残業をなくせるのかを考え、当局に提案してとりくんでいきたいと思います。

第1回 健康で働き続けられる職場づくり交流会
【 大阪市労組 第539号-2024年8月号より 】

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