« 自治労連結成35周年 豊かな実践報告 自治労連運動に確信 | トップページ | 万博・カジノより市民のくらしを守れ!…市対連が市会開会日行動 »

2024年9月24日 (火)

保育所現場 超過勤務手当遡及申請問題…当局の責任で支払を行なえ!

今まで『保育所開所準備業務、子どもの受け入れ準備業務』を勤務時間として取り扱うように訴えてきましたが当局からは『ただの準備でしょ?窓口現場でも始業時間前にパソコンの立ち上げ等の準備をしているので、超過勤務手当には該当しない』と言われ、勤務扱いされてきませんでした。保育所での早出勤務の職員は子ども、保護者の受け入れ準備業務を行ない、保育環境を整え、保護者が安心してこどもを預けられるように、始業時間=開所時間(7時30分)より早く出勤せざるを得ない状況が常態化していました。早く出勤し勤務しても超過勤務手当はつかずサービス残業になっていました。

大阪市労組•福祉保育支部がこの問題について、きちんと超過勤務手当を支給するよう長年にわたり、こども青少年局に訴え続けてきたことが実り、今年(R6年)4月から新たな早出勤務区分(7時15分出勤)が設定されました。これは今までの闘いの大きな成果であり、大きな前進です。

そして労基法違反であった未払超過勤務手当(サービス残業)が3年遡り支給されることになりました。

しかし、遡及して超過勤務手当を受け取るためには、自ら超過勤務手当の申請手続きを行わなければなりません。また、超過勤務手当が遡及して支給されることにより、その当時の標準報酬月額のランクが上がり社会保険料の負担が増えてしまう人がいるため、超過勤務手当申請をためらう職員も出てきています。保育所現場は、慢性的に人手不足で恒常的に忙しく、保育所によっては、ちょうど運動会前で申請期日までに申請対応ができない現場もあります。現場に丸投げせず、 過去の超勤未払い分を局が責任をもって、職員に負担なく支払うよう強く求めます。

声をあげ訴え続ける事で、私たちの要求が実現しました。誰もが安心して健康で働き続けられる職場を目指して「欠員は、今すぐ補充を!保育士の配置基準改正を!」等これからも皆で声をあげていきましょう。

保育所現場 超過勤務手当遡及申請問題…当局の責任で支払を行なえ!
【 大阪市労組 第540号-2024年9月号より 】

|

« 自治労連結成35周年 豊かな実践報告 自治労連運動に確信 | トップページ | 万博・カジノより市民のくらしを守れ!…市対連が市会開会日行動 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 自治労連結成35周年 豊かな実践報告 自治労連運動に確信 | トップページ | 万博・カジノより市民のくらしを守れ!…市対連が市会開会日行動 »