どこまで民意を無視するのか…「3度目の都構想」は許さない

大阪維新の会、日本維新の会、それぞれの代表に大阪府知事の吉村氏が選出されました。吉村氏は代表選の中で3度目の「大阪都構想」を言い出しました。2015年、2020年と2回も莫大な費用をかけた住民投票で市民の民意が示されたにもかかわらず、また現在も市民の中に「都構想」を求める声が高まっていることもありません。それどころかこれまで、「僕自身が3回目の都構想をチャレンジすることはない」と繰り返し発言したことを忘れたのでしょうか。どこまで民意を無視したら気がすむのでしょうか。
この背景には、10月の総選挙で議席・比例票を大きく減らしたこと、大阪・関西万博が建設費や警備費がさらに嵩むなど問題噴出、入場券の販売が進んでいないことで赤字になり市民・府民・国民へさらに負担が押し付けられようとしている万博であることが目に見えてきたためです。万博・IRの看板はもはや通用しないことから、組織存続のための新たな看板が必要となったと言われています。
こんな自己都合のために、民意を無視し、「大阪都」にならず、「大阪市」を解体するだけの「都構想」をすすめることは許されません。
どこまで民意を無視するのか…「3度目の都構想」は許さない
【 大阪市労組 第543号-2024年12月号より 】
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