2022年11月30日 (水)

市労組事務所界隈11 角元 博

大阪市役所労働組合のある、大阪市天王寺区東上町の直ぐ北の「下味原」交差点から、千日前通りを約500メートル東に行くと、玉津3丁目交差点があり、その南北に走る「大阪市道上新庄生野線」があります。土曜日、日曜日、祝日ともなれば、若い女性が「コリアンタウン」に行く人で一杯になります。

皆さんはこの道路、「疎開道路」と呼ばれていますがご存じでしょうか?

疎開道路は、第二次世界大戦中に空襲による延焼防止を目的に建物を疎開させ敷設・拡幅された道路です。大阪市以外にも、東京都荒川区、横浜市と福岡市に通りの愛称として名前が残っているそうです。

大阪市の疎開道路は、上新庄生野線の内、東成区中道・森ノ宮住宅前交差点から生野区林寺2丁目交差点までのことのようです。

この区間は当初、大阪市の第三次都市計画事業街路中道桑津線として、1937 年3 月に認可を受けて計画されたものの、既に住宅密集地となっており用地買収には難渋が予想され、手付かずだったそうです。

第二次世界大戦中の1944 年2 月末より、この計画をそのまま転用して防火空地帯として建物が強制的に疎開され、道路として供用されることになったようです。戦時中ということもあり急速に進展したようで、1944 年3 月に開始した撤去工事が5 月10日には完成したそうです。

疎開などすることなく、いつまでも紛争のない平和な世の中でありますように…!!

市労組事務所界隈11 角元 博
【 大阪市労組 第520号-2022年11月号より 】

 

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2022年10月31日 (月)

市労組事務所界隈10 角元 博

JR西日本「大阪環状線改造プロジェクト」大阪環状線発車メロディ全線曲目決定し、2015年3月22日環状線運転開始記念日に、全駅が音の環でつながり7年が経ちます。

メロディ導入にあたっては、乗客や地域のみなさんに大阪環状線やその沿線のまちに愛着を感じてもらえるよう、「その駅らしさ」「大阪環状線らしさ」「大阪らしさ」をテーマに駅ごとに異なる発車メロディを採用したそうです。

我が市労組の事務所のある鶴橋は、焼き肉のまちで、鶴橋駅は「ヨーデル食べ放題」に決定したそうで、歌うのは私の大好きな噺家「桂雀三郎」師率いる「桂雀三郎withまんぷくブラザーズ(リピート山中・ボルケーノ赤木・ミンチスキー東)」です。

独演会はもちろん、クリスマスのディナーショーにも出かけます。楽しい曲ばかりです。
これらの曲は、まんぷくブラザーズの一員「リピート山中」さん作詞・作曲です。
みなさんも、一度聴いてみてください。

市労組事務所界隈10 角元 博
【 大阪市労組 第519号-2022年10月号より 】

 

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2022年9月30日 (金)

市労組事務所界隈⑨ 角元 博

毎年9月第1土曜日と日曜日は、大阪市天王寺区の生國魂神社で「彦八まつり」が開催されています。昨年一昨年とコロナ禍で中止され、今年は規模を縮小して開催される予定でしたが、急遽中止になり残念でした。

しかしながら、桂あやめさんなどが中心に新世界の居酒屋で、自主的に「彦八まつり」を開催し、活況で落語ファンを楽しませていただきました。

そもそも彦八まつりは、上方落語の始祖・米澤彦八を後世に残すため、彦八が活躍した生國魂神社の境内に、1990年に「彦八の碑」建てたことが始まりで、翌年より、その碑を上方落語の象徴として、年に一度、上方落語協会会員の噺家が一堂に会し、上方落語ファンをはじめ、一般の方との交流を深め、大阪の伝統芸能として身近な上方落語広くアピールし、その更なる発展と後世への継承を目的として開催されています。
来年こそ開催されること望みます。

市労組事務所界隈⑨ 角元 博
【 大阪市労組 第518号-2022年9月号より 】

 

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2022年8月31日 (水)

市労組事務所界隈⑧ 角元 博

2022086今組合事務所界隈を散策していると、JR鶴橋駅南西にお地蔵さんをみつけました。

お地蔵さんは正式には「地蔵菩薩」といい、「地蔵菩薩」の縁日は毎月24日だそうで、地蔵盆は、お寺に祀られているお地蔵さんではなく、街角や道端のお地蔵さん、いわゆる「辻地蔵」が対象で、8月23日・24日頃に行われます。

お地蔵さんは子どもの守り神でもあるので、子どもが中心となってお地蔵さんを供養します。お地蔵さんを洗い清めて新しい「よだれかけ」をつけ、化粧(お顔を白く塗る)をして飾りつけます。

地蔵盆は関西を中心とした行事で、発祥とされる京都では、子どもが生まれると男の子は白、女の子は赤の提灯を奉納する習慣があります。福島区で私の長男が生まれた時も奉納しました。(色は男女関係なかったと記憶しています。)提灯には、お地蔵さんと子どもの縁を結ぶ意味があるそうです。

また、「数珠回し・数珠繰り」といって、珠が大きくて直径2メートル~3メートルくらいの長い数珠を僧侶の読経に合わせて回す儀式があります。

子どもたちはお供えのお菓子をいただき、ゲームや福引をし、地域によっては子どもたちがお経を読んだり、盆踊りをするところもあるそうです。

市労組事務所界隈⑧ 角元 博
【 大阪市労組 第517号-2022年8月号より 】

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2022年7月29日 (金)

市労組事務所界隈⑧ 角元 博

今年の梅雨明けは僅か2週間で、本格的な夏の到来です。夏といえば夏祭りです。
大阪三大祭りが有名で、北区の大阪天満宮「天神祭」、住吉区の住吉大社「住吉祭」、天王寺区の四天王寺支院愛染堂「愛染まつり」の3つの祭りを大阪三大夏祭りということがあり、浪花三大夏祭りとも呼ばれています。愛染さん、天神さん、住吉さんと愛称で呼ばれることから、「大阪の夏祭りは愛染さんで始まって住吉さんで終わる」といわれ、「あい(愛)すみ(住)ません」という言葉の語源となったという説や、「あい(愛)すみ(住)ません<まてん>(天)と、大阪三大夏祭りの3つの覚え方として知られています。

天神祭と住吉祭のほか、天神祭の対にあたる祭とされる天王寺区にある生國魂神社の生國魂祭の3つの祭をいう場合もあるそうです。
天神祭が「川の天神」と称され「船渡御」が行われるのに対し、生國魂祭は「陸の生魂祭」と称され「陸渡御」が行われます。
また、それぞれ地域の夏祭りを楽しんでみては……!!

市労組事務所界隈⑧ 角元 博
【 大阪市労組 第516号-2022年7月号より 】

 

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2022年6月27日 (月)

市労組事務所界隈⑦ 角元 博

第39回文楽鑑賞教室

6月2日(木)国立文楽劇場、午前10時30分の部へ行ってきました。

鑑賞教室だけあって、半数は高校生の芸術鑑賞で、学校名は伏せておきますが、大半の生徒がコックリと居眠りでした。

私も高校生の時(1970年)当時道頓堀・朝日座で鑑賞したのを思い出しました。やはり居眠りしていたと思います。

1971年大阪市に採用されてからは、上方落語に興味をもち一時弟子入りを考えた時もありました。落語と人形浄瑠璃文楽、浄瑠璃にまつわるネタはたくさんあり、そこから文楽にはまり、大阪公演の時は必ず行くようにしています。

ところで、その日の演目は、「二人三番叟」天下泰平・五穀豊穣を祈る能『翁』を義太夫節にうつした『寿式三番叟』の後半部分。浄瑠璃と三味線の華やかな演奏と、力強い足拍子や躍動的な人形の舞でした。

解説・文楽へようこそと題して、太夫・三味線弾き・人形遣いの三業一体となって作り上げる舞台芸術・文楽。技芸員による実演を交えた解説。それに、仮名手本忠臣蔵でした。

7月16日(土)~8月4日(木)は夏休み文楽特別公演です。是非みなさんも国立文楽劇場に足を運んでみては…!!

市労組事務所界隈⑦ 角元 博
【 大阪市労組 第515号-2022年6月号より 】

 

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2022年5月25日 (水)

市労組事務所界隈⑥ 角元 博

皆さんゴールデンウイークはどの様に過ごされましたか。ニュースを見ているとコロナでの規制も大幅に緩和され観光地や繁華街は人で一杯でした。
私は、市民局梅田サービスカウンターで会計年度職員として勤務しており、5月の連休も関係なく仕事でしたが、その合間5月3日、大阪市中央区上本町2丁目「大槻能楽堂」に徒歩約30分かけ行ってきました。一昨年購入したチケットですが、一昨年、昨年とコロナの影響で延期、再延期となっていた「春狂言」の観劇です。

狂言は、中世の庶民の日常生活を明るく描いた、セリフ中心の喜劇です。狂言は笑いを通して人間を描く。狂言では登場人物の失敗を作品の中心にすることが多いのですが、失敗の要因は、欲心を持つ、見栄を張るなど誰しもが思い当たる心持であり、結果も生死にかかわるような深刻なものではなく、それゆえ失敗を笑うといっても、その笑いは大らかで朗らかものです。この様なことから狂言にもはまりました。落語と違った魅力です。

春狂言では、「二人山伏」が印象的で、2015年の新作です。山伏が田舎の茶屋で休息していると、偶然そこにもう一人の山伏がやってきて、最初は仲良く話していましたが、些細な事から喧嘩になりどちらの法力が強いかを競うというもので、大笑いしました。
是非皆さんも機会があれば狂言を観劇してみては…!!

市労組事務所界隈⑥ 角元 博
【 大阪市労組 第514号-2022年5月号より 】

 

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2022年4月27日 (水)

市労組事務所界隈⑤ 角元 博

例年、年始めは、サンケイホールブリーゼでの「米朝一門会」、それに「新春文楽公演」鑑賞と決めています。
国立文楽劇場へは、組合事務所から徒歩20分程度で、鑑賞しはじめて10数年になります。落語での文楽ネタから、とりわけハマるようになり、ZOOMで、豊竹藤太夫さんから義太夫節をご教授していただいております。

昨年秋には、桐竹勘十郎さんが「人間国宝」に認定され、1月には、豊竹呂太夫さん、豊竹錣太夫さん、豊竹千歳太夫さんが、人間国宝・豊竹咲太夫さんに続いて、切り場語りに昇格されました。文楽ファンとしては嬉しい限りです。

切り場語りとは、名場面で語ることのできる太夫さんのことです。

維新市政が誕生してから、文楽、伝統芸能に補助金カットするなどですが、大阪の誇る伝統芸能を是非とも機会があれば、皆さんも鑑賞してみては…!!

つづく

市労組事務所界隈⑤ 角元 博
【 大阪市労組 第513号-2022年4月号より 】

 

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2022年1月24日 (月)

市労組事務所界隈④ 角元 博

2022015 JR鶴橋駅から徒歩15分「東成区役所」へ、4代目桂米團治の碑があります。

上方落語の名作「代書屋」の作者で、人間国宝・桂米朝さんの師匠で4代目桂米團治(1896~1951)の顕彰碑です。
4代目は文豪にも優れ、上方落語衰退期に後進を育成されました。4代目が生計を立てるため開業した代書屋事務所の場所が現在の東成区役所駐車場と判明し、地元の人々が顕彰碑を建てたそうです。

顕彰碑には、4代目作川柳『儲かった日も代書屋の同じ顔』が刻まれ、「中濱代書事務所ノ地」という文字が刻まれています。3代目桂春團治さんや桂枝雀さんが得意とされており、今も多くの噺家さんが演じられています。私も好きな落語の一つです。

因みに、現5代目米團治(前名小米朝)は、米朝さんの長男です。つづく

市労組事務所界隈④ 角元 博
【 大阪市労組 第510号-2022年1月号より 】

 

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2021年12月21日 (火)

市労組事務所界隈③ 角元 博

「市労組11月号」で胞衣塚を書きましたが、ふと落語「饅頭怖い」を思い出しました。

そこで桂米朝師匠のCDを聞きなおし、人それぞれ嫌いな物を尋ねると言うくだりで、「世間には虫が好かんちゅうことがあるんやで。徳川家康なんてのは、あんな偉い大将でも、クモを見たら足がすくんで、身体が前へ出なんだちゅうねん。お前、胞衣(エナを上方ではヨナと言った)「なんやヨナて」「人間が、オギャアと生まれた時に、お母はんの身体から一緒に出てくるもんや、なぁ。今はそんなことせえへんで、けど昔はあれは庭へ埋めて、その上を親が一ぺんあしで踏んだんや。なんでか言うたら、あのヨナを埋めた上を一番最初に通ったものを、一生怖がるように、親がそれを踏んどいたんやな。ところがまあ、徳川家康や皆、親が踏もうと思う前に、クモがシューっと通ったに違いない」と言うことらしいです。

ところで、皆さんは何が怖いですか?私はやはり「饅頭が怖い」チャンちゃん!!つづく

市労組事務所界隈③ 角元 博
【 大阪市労組 第509号-2021年12月号より 】

 

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