福祉保育労市社協分会 長谷秀雄さん (大阪市立生野児童館館長)
3月末での児童館・勤労青少年ホーム廃止反対!
今日も、子どもの声が届きます。
「児童館がなくなったら、困る。だって他に遊ぶところがあんまりないし、他の子も困ると思う!児童館はみんなと遊べるし、めっちゃ楽しいから」
1月12日の「児童館・トモノス等3月末で廃館」という突然の報道以来、保護者や子どもから驚きや不安の声が相次いでいます。
戦後いち早く、大阪市に市立西淀川児童館が、全国に先駆けてオープンしたことで、児童館職員が中心になって児童館建設運動を展開しましたが、市内で10館にとどまりまったまま、大阪市は財政難と小学校のいきいき放課後事業(児童館事業とは違う)があることを理由にはぐらかしてきました。
その中でも、既存の児童館では時代の要請に応えて、児童の遊び場のほか、乳幼児と保護者の遊び場としても事業を展開し、交流と居場所の機能を果たしながら、地域の中で実績を積んでいます。
児童館がない区からの来館利用にも応え、他区をカバーする形でも努力を積み重ねてきました。
勤労青少年ホームも阿倍野区以外の全区に建設され、現在ではトモノス(友の巣)の愛称で呼ばれ、午前は乳幼児広場、午後は子どもの家事業、夜は主に勤労青少年のサークル活動支援、また地域のボランティア活動への部屋提供と、幅広い層へのサービスを提供しています。
先日行われた決算委員会では、「今見直しの時期で、いつまでもしていると経費がかかる」と、利用者を無視した勝手な答弁がなされました。有名なムダづかい予算があるのですから、これからの社会を担う子どもへの予算は削るのではなく、現存の施設と事業を基盤として、増設し発展させていくべきです。
2月末の市予算決定の時期までを睨んで、ビラまきや宣伝行動など、市民的なたたかいの輪を広げていきたいと思いますので、連帯とご支援のほどよろしくお願いいたします。
私たちも言いたい 社会を担う子どもへの予算は削らず、増設し発展させていくべきです 【 大阪市労組 第334号-2006年2月1日号より 】 |
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