万博は今からでも中止を
いよいよ開幕まで1カ月を切った「おおさか関西万博」。バラ色の部分だけが大きく報道され、安全対策、防災対策、公衆衛生対策など肝心なことはほとんど報道されていません。
直前になっても万博関連では、次々と問題や懸念が目白押しです。

- 開幕しても工事が続いているのではないかと言われていますが、少しでも間に合わせようと時間外労働の上限を上回る労働をさせることは許されません。
- 大阪府の職員が万博「協力枠」44人を各部署に割り当てするとの報道がされています。すでに大阪府も大阪市も万博推進局や万博協会に多くの職員を出しており、これ以上人員を万博に振り向けることは許せません。
必要なら万博協会が要員を採用すべきです。 - 大屋根リングの水辺上に立つ護岸が浸食されていることが明らかになりました。多くの来場者が昇ることが予想されているのに安全性に疑問符。
- 4月2日から大阪メトロ中央線が特別ダイヤ。2分30秒に1本の時間帯もあり。1月から中央線はワンマン運転のうえ、2分半間隔では、運転士と車掌がいる御堂筋線でも危険一杯なのにワンマンで安全に運航できるのか。
増発する分の乗務員は他線からの応援も予想されますが、乗務員自身にも時間外労働などの負担が増え、安全性に問題が生じてくる。 - 直近の世論調査では、時事通信調査「行きたいと思う22.0%」「行きたいと思わない65.3%」、読売新聞「行ってみたい 31%」「行ってみたいと思わない68%」と多くの人が疑問に思っている。
大きな事件・事故が起こる前に中止を決断すべきではないでしょうか。
万博は今からでも中止を
【 大阪市労組 第546号-2025年3月号より 】
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