私たちは、戦争しない国、核のない世界を望みます
1945年8月6日広島に、8月9日長崎に原子爆弾が投下されて79年目の8月を迎えました。いま、世界では終わりのみえない戦争が続いています。ロシアによるウクライナ侵略、そしてイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区での軍事侵攻が続いています。
平和の祭典、オリンピックの最中にも、パレスチナ・ガザでは無差別の空爆が続いていました。病院や学校、住民の避難場所をも空爆するイスラエルの行為は、国際人道法に違反するジェノサイド(集団虐殺)です。終わりの見えない戦争のなか、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナに「核兵器使用も辞さない」と公言しています。アメリカではガザ地区への核兵器使用を促す上院議員もいます。戦争で核兵器が使われる危険性が現実のものとなっています。
2021年1月に発行した「核兵器禁止条約」は、署名93か国・批准70か国と着実に参加国が増えています。日本政府はアメリカの顔色をうかがい、まだこの条約に参加していません。日本国内では条約への参加を求める意見書採択が全国の自治体で進められ、4割近くに達しています。唯一の戦争被爆国である日本が条約に参加すれば、核のない世界実現への大きな一歩となります。日本政府に核兵器禁止条約への参加を求めましょう。
私たちは、戦争しない国、核のない世界を望みます
【 大阪市労組 第539号-2024年8月号より 】
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